先月末まで、伊勢丹では「I LOVE LACE」をテーマにしていました。
もちろん「リ・スタイル(Re-Style)」 でも他フロアーとは違った演出でレースを魅せていました。
秋冬のトレンドは何と言っても「ヴィクトリアン」。その象徴といえる「レース」をふんだんに魅せていました。
基本的にレース物やフリル物に弱い私・・・。もちろんヴィクトリアンテイストも大好きです。春夏の甘い雰囲気より秋冬の黒を基調としたシックでクラシックテイストのヴィクトリアンスタイルは個人的に大好きです。
19世紀のアンティークレースなどをはじめ様々なレースに魅了され世界各国からレースの収集を行ったレースコレクター・久保速雄氏のレースが「リ・スタイル(Re-Style)」 に並べられていました。
いつもの平場のイメージとは違います。
最近、欧州ではヴィンテージのコレクターがデザイナーから、作品のインスピレーションを得る上で協力を求められる現象があります。日本でも今後は洋服に関しても歴史のあるいい物を持っていると芸術品として認められそうです。
店内の商品で「レブリカ・ブラック」のヴィンテージライクなワンピースに目がとまりました。昔のお屋敷のメイドやウエイトレスを彷彿(ほうふつ)とさせるようなデザインのワンピースで黒のワンピースに白のレースのコントラストがシックです。お値段は4万円ぐらいでした。
そのほかの品揃えは今まで以上にドメスティックブランドに力を注いでいるようです。
初期の頃から扱っていた「mina perhonen」をはじめ、「TOGA」「green」、そして、今回は、斉藤美保子氏が手がける「1/2 Un-Demi」、「mando」なども揃っていました。
「リ・スタイル・プラス」でも「I LOVE LACE」をテーマにしていました。
ただ、こちらはややハードでかっこいいイメージのレース。黒いレースを基調とした展開でした。アンティークというよりは、ロックテイストです。
「リック・オウエンス」をはじめ、「BLESS」や「gardem」といった海外ブランドも集められていましたが、やはり目に付くのはドメスティックブランド。
栗原たお氏の「タオ・コムデギャルソン」では、ランジェリーをテーマにした、ニットのトップスが充実していました。「I LOVE LACE」のテーマにちなんだ展開と見えました。「ato」や「Dress Camp」なども入荷していました。
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