ビタミンカラーが目を引くブランドショップが東京・代官山にあります。近付くと、店内のポップな色使いと、のれんのように垂れ下がったプリントファブリックが目に飛び込んできます。
ベルギー在住のデザイナー、マリー・シャンタル・ルグー氏のブランド「rue blanche(リュ・ブランシュ)」の日本初の旗艦店です。ベルギー出身デザイナーと聞くと、アントワープ系を思い浮かべがちです。彼女のお店はブリュッセルに3軒ほどあるそうです。ブリュッセルには一度行きました。お城のような素敵な建物が多いんですよね。
彼女の作品はすべてナチュラル素材を使っていて、コットンや麻がメーンです。発色がきれいなプリントコットン素材は英国製のファブリックでした。英国のリバティー社が生み出す伝統の「リバティープリント」より大柄な花柄です。プリントのワンピースの種類は多く、店内がお花畑のようです。
店の真ん中に置かれた什器のなかにはビタミンカラーのアクセサリーやビッグキーホルダーがおもちゃのように並んでいます。ほとんどと言ってよいほど、黒やグレーなどの地味な色はない店内です。
色使いの割に、デザインはシンプルでフェミニン。この日は30代と思われる女性がスカートを試着していました。
おもしろい物を発見しました。店内のところどころにあるファニーな置物です。海外のお菓子が入っていたビニール袋をリサイクルして鶏やネズミなどの動物形に仕上げています。
ビニール袋のケミカルな色使いがポップさをさらに強調しています。鶏が1500円、ネズミが1800円でした。鶏とネズミなんてあまりかわいくないと思われそうですが、やる気ない表情がかえって愛らしいのです。アフリカから仕入れていて、すべて手作りの一点物だそうです。
2005/06/02
[連絡先]
店舗 ショップ「rue blanche(リュ・ブランシュ)」
住所 東京都渋谷区代官山町11-1
電話 03−3463−9678
URL http://www.rueblanche.com
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