カジュアルウエア店「「ユニクロ」」を展開するファーストリテイリングは９月１日、米国進出を果たしました。ニューヨーク市内のソーホー地区に「ユニクロ」の米国第１号店を開きました。

　ソーホーは有名ブランドが集まる、マンハッタンでもファッション感度の高いとされる地区です。アパレルショップ「ヴァイス」の売り場すべてを１カ月借り切って、９月限りの期間限定店を開きました。米国で名乗りを上げるためのアンテナショップです。

　約８０平方メートル足らずと、比較的こぢんまりした売り場に、「ユニクロ」ブランドの商品を１００種類以上も集めました。デニムのパンツを３９．５ドル、レディースのカシミヤセーターを６９．５ドルに設定しています。

　９月半ばにはお隣、ニュージャージー州を手始めに、米国で本格的に店舗展開を進めます。米国では「ギャップ」をはじめとする国際的なカジュアルウエア・ブランドと正面から向き合うことになり、その成り行きが注目されます。