米国の高級カジュアルウエア・ブランド「バナナ・リパブリック」の日本第１号店が９月１日、東京・銀座のプランタン銀座のファッション専門館、モード館にオープンしました。レディースとメンズ両方を扱います。「アフォーダブルラグジュアリー（手の届く高級品）」というコンセプト。カジュアルウエアとしては高級な素材を使った上品なデザインで上質感を打ち出しているところが、最大の特徴です。

　米国のカジュアルウエア・ブランド「ギャップ（GAP）」を展開するギャップ社の傘下ブランドの一つです。北米以外に「バナリパ」の直営店がオープンするのは初めてです。北米では約４５０店舗を展開しています。

　プランタン銀座の地下１階と、１階部分の２フロア、計６５４平方メートルに入居しました。２０代半ばから４０代と、幅広い層をターゲットにしています。靴やバッグ、宝飾品なども扱います。

　イタリア製のカシミヤを使ったニットが２万８０００円程度と、手ごろな価格設定にしています。高級ブランドと同じイタリアのメーカー製の素材を使いながら、アジアなどの工場で縫製することによって、価格を抑えました。ジャケットやコートで３万〜４万円程度、デニムで１万８０００円前後です。

　９月３日には六本木ヒルズ（東京・六本木）に２号店がオープンしました。７日にコレド日本橋内に進出します。横浜・みなとみらい（ＭＭ）２１地区の商業施設ランドマークプラザ３階にも同１５日、開業します。横浜店は約７６５平方メートルと、この秋に日本でオープンする４店舗のうち最も売り場面積が広い店です。