アパレルや生活雑貨、飲食店を手がけるサザビー（SAZABY）がフランスのアパレル・雑貨ブランド「ザディク　アンド　ヴォルテール（Zadig&Voitaire）」を日本で本格展開します。伊勢丹と共同で販売会社を設立します。

　輸入とライセンス生産の２本立てです。直営店を展開して販売する計画です。２００６年春に第１号店を開業する予定です。伊勢丹本店（東京・新宿）への出店も有力視されています。

　９月に設立する新会社、アイエスエル（東京・渋谷、森正督社長）にはサザビーが８１％、伊勢丹が１９％出資します。この新会社は「ザディク」を立ち上げるだけではなく、国内外の新ブランドの発掘にも取り組むようです。

　「ザディク」は１９８９年、高級レディースウエアとして設立。ニットに定評があります。欧州をはじめ、米国、アジアで２７店舗を展開しています。日本では伊勢丹が２００４年から取り扱っています。

　バッグブランド「サザビー（SAZABY）」で知られるサザビーは１２月１日から、社名を「サザビーリーグ（SAZABY LEAGUE）」に変更します。生活雑貨店「アフタヌーン・ティー」で知られるサザビーグループはセレクトショップの「アメリカン・ラグ・シー（American Rag Cie）」「エストネーション」、カフェの「スターバックスコーヒー」、レストラン「キハチ（KIHACHI）」などを展開しています。