ブランド品を中古、新品のどちらでも売買できる、インターネット上の自由流通サイト「ほしいもの流通センター」が２３日、スタートします。競売（オークション）方式ではなく、販売価格は商品の売り主が指定する形です。

　海外の有名ブランドに限定しているのがポイントです。サイトではブランド別、アイテム別に商品を並べています。取り扱いブランドは「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「クリスチャン・ディオール」「コーチ」「プラダ」「シャネル」「フェンディ」「エルメス」「エトロ」「カルティエ」「セリーヌ」「ティファニー」などです。男性ビジネスマンにファンが多い金属製バッグ「ゼロ・ハリバートン」も扱っています。

　偽物対策に力を入れています。鑑定専門会社のサリナス研究所と提携していて、買い主は鑑定料２１００円を払えば、商品の発送前に鑑定を受けられます。

　個人だけでなく、企業も出品できます。買い主は個人の場合、商品代金の８％、企業の場合５％を手数料として負担します。売り主は商品の画像を提供しなければなりません。

　商品は先渡し方式です。買い主は代金をいったんサイト運営会社に預けます。商品が届いたら、本物かどうか、商品に傷や汚れはないか、などをチェックして、サイト運営会社に「問題なし」と連絡したら、その段階でサイト運営会社から売り主に代金を支払われる仕組みです。この仕組みだと、偽物や不良品を発送した売り主には代金が支払われないので、売り主側は偽物や不良品を売りに出すのが難しくなります。

　保険や金融商品の比較サイトを運営している会社、ファイナンス・オールが運営しています。中古車の買い取り査定や安売りチケットなどの比較、見積もりサイト「比較ＡＬＬ」を運営しています。社名を１２月に「ＳＢＩファイナンシャル・サービス」に変更する予定です。親会社はライブドアｖｓフジテレビジョンの買収騒動で、ライブドアの買収を失敗させるいわゆる「白馬の騎士（ホワイトナイツ）」の役割を果たした金融会社、ソフトバンク・インベストメント（ＳＢＩ）です。

［関連サイト］
・「ほしいもの流通センター」の公式サイト
http://ryutsucenter.jp/brand/