蒸し暑い毎日が続くせいか、頭を丸刈りにしたビジネスマン、通称「マルガリーマン」がひときわ目に付くようになりました。ファッション界には伊勢丹でカリスマバイヤーとして名を馳せた藤巻幸夫イトーヨーカ堂衣料事業部長や、セレクトショップ「ラブレス」のバイヤー、吉井雄一氏、「ドレス・キャンプ（DRESS CAMP）」ブランドのデザイナー、岩谷俊和（いわや・としかず）氏らが丸刈りです。

　夏向きのさっぱりした髪型です。最近は「マルガリーマン」の急増のおかげで、電気バリカンの売り上げが伸びているそうです。

　流行の火付け役はプロ野球の清原和博選手や、サッカーのイングランド代表のデビッド・ベッカム、日本代表の高原直泰、小野伸二らプロスポーツ選手のようです。丸刈りならではの男らしさや清潔感、いさぎよさが支持されているのでしょう。

　ビジネスシーンでは上司や取引先に自分を効果的に印象付けることができる効果が期待できます。ちょっと手を掛けて、すごみのある丸刈りにすれば、商談や取り引きで相手を威圧できるメリットもあります。頭の形がポイントで、長細い形だと、うまく格好が付かないこともあります。

　ただ、丸刈りは一見手入れが楽に見えますが、実はそうでもありません。少し伸びただけで、狙ったのとは違うイメージになってしまうので、「マルガリーマン」は結構、頻繁にヘアカットに足を運んでいるようです。自分でバリカンで刈る人もこまめにバリカンを使わねばならないそうです。