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(8/10 10:39) [news] 資生堂のイメージクリエーター展
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資生堂のイメージクリエーターを、1980年から20年にわたって務めたセルジュ・ルタンス氏の仕事を振り返る展覧会「セルジュ・ルタンス 夢幻の旅の記録」が資生堂の文化発信施設「ハウス オブ シセイドウ」(東京・銀座)で開催されています。ルタンス氏は香水や化粧品のクリエーションをはじめ、ヘアメーク、ジュエリーデザイン、オブジェ制作、写真撮影、映画監督など、幅広いジャンルを手がけ、「フランスの知性」と呼ばれるマルチクリエイターです。
展示内容は写真、文章、映像作品がメーン。作風は幻想的です。けだるい耽美(たんび)的な写真や映像がミステリアスなイメージを醸し出しています。演出はもとより、衣装、ヘアメーク、振り付けなど、ほとんどすべてのアートワークを本人がこなします。オブジェや香水、アクセサリー、商品パッケージを含め、合計約100点の作品から彼の世界観を感じ取れる構成です。9月18日まで(月曜休館)。入場無料です。
1960〜70年代に「クリスチャン・ディオール」のメーキャップ商品のカラークリエーションやイメージ映像の制作を任されました。国際的なモデルとして知られた山口小夜子を通じて資生堂の仕事を引き受けるようになったそうです。資生堂と共同で2000年、香水ブランド「パルファム・セルジュ・ルタンス」を立ち上げました。
1942年、フランス北部のリール市で生まれました。14歳からリールの美容院で働き始めたのが、「美」に関わる仕事に携わるようになった最初です。専門的に「女性の美」に関する教育を受けたのは、このヘアカットの仕事しかないというのが驚きです。ほとんど自らのセンスだけで高い評価を受けてきました。今は1年の大半をモロッコで暮らしているそうです。
「ハウス オブ シセイドウ」は8月に入って通算来館者が10万人を突破しました。資生堂の132回目の創立記念日に当たる2004年4月8日、本社ビルの1、2階にオープン。資生堂の宣伝物や、所有する美術品、化粧文化に関わる作品などを展示しています。「女性」や「美」をテーマにした、今回のような展覧会も開いてきました。
[連絡先]
会場 「ハウス オブ シセイドウ」
住所 東京都中央区銀座7−5−5 資生堂本社ビル1、2階
電話 03−3571−0401
URL http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/
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