注目の3人組ユニットが手がける東京ブランド「ミントデザインズ(mint designs)」が9月7〜20日、松屋銀座(東京・銀座)2階の「リタズ・ダイアリー(Rita's Diary)」に期間限定ショップを開きます。2005―2006年秋冬商品の全作品のほか、通常は目にすることが難しいコレクション作品も展示、販売されます。
新人デザイナーの登竜門とされる「第7回モエ・エ・シャンドン新人デザイナー賞」を7月に受賞したばかりです。シンプルなおしゃれ着を得意とする新進ブランドです。くつろいだ日常着で人気があります。
英語の「ミント(mint)」には、ペパーミントやクールミントの「ハッカ」や、「真新しい」「希少な」といった意味があります。そうした複数のイメージを兼ね備えたデザインを意識しているようです
勝井北斗氏、八木奈央氏、竹山祐輔氏の男2人、女1人のユニットです。勝井、八木の両氏はロンドンの名門ファッション校、セントラル・セント・マーティンズ校(Central Saint Martins School of Fashion)を卒業しています。パターンを担当する竹山氏もロンドンやパリで修業した経験があります。3人で2001年にブランドを旗揚げしました。2002年10月から東京コレクションに参加しています。
「服はプロダクトデザインの一つ」と位置付け、工業製品のように長く使ってもらえる服をイメージしているそうです、行き過ぎた装飾を排したシンプルなデザインにその思想がうかがえます。鮮やかなプリントを得意としています。
2005―2006年秋冬東京コレクションでは「風呂敷」をテーマに、ワンピースやジャケットに四角い布を組み込む仕掛けを見せました。四角い布の端を結んだり、スカーフのように垂らしたり。
勝井氏は1973年東京都生まれ。セント・マーティンズに進む前に、ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインでも学びました。アレキサンダー・マックイーン氏アシスタントデザイナー経験があります。
八木氏は73年大阪府生まれ。同志社大学文学部で美術芸術学を学んだ後、セント・マーティンズへ。フセイン・チャラヤン氏のアシスタントデザイナーを務めたそうです。
竹山氏は78年埼玉県生まれ。文化服装学院ファッション工科専門課程アパレル技術科を卒業しています。
[連絡先]
店舗 「リタズ・ダイアリー(Rita's Diary)
住所 松屋銀座(東京都中央区銀座3−6−1) 2階
電話 03−3567−1211(大代表)
[関連サイト]
・「ミントデザインズ(mint designs)」の公式サイト
http://www.mint-designs.com/
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