動くマネキンロボットが松屋銀座(東京・銀座)に登場しました。「Palette? 松井龍哉のマヌカンロボット」展が8月15日まで、同店7階のデザインギャラリー1953で開かれています。
世界的に評価の高いデザイナー、松井龍哉氏が設計した、動くマネキンロボットを展示しています。開発のプロセスやロボットの機能も紹介しています。
「Palette(パレット)」に近付くと、センサーが感知して、客を歓迎するしぐさを見せます。通常のロボットを単にマネキン用として転用したのではなく、「衣服を美しく見せる」という目的から、オリジナルに設計・製作されました。
特徴は「動いて美しく見せる」という点です。衣服は人間の動き次第で表情を変えるようにできています。従来の動かないマネキンは止まっていること事態が欠点だったのです。
ファッションモデルがランウェイで見せるようなポーズをとれます。空気圧で動くので、モデルのような優雅な動きができます。
肩やひじなど8カ所に関節があります。映画のコンピューターグラフィックス(CG)を作るときに使う技術を応用しています。
モーションキャプチャーと呼ばれる画像処理装置を使って、「パレット」はスーパーモデルやバレエダンサーのポーズを記憶しています。2005年内に発売される見込みです。
旧タイプは2002年秋、「ルイ・ヴィトン表参道店」のショーウインドーに登場しました。イタリアのミラノにある、歴史に残る発明品を集めた「レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館」で展示されるほど、世界的な評価を受けています。
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