ＮＴＴドコモの電子マネー付き携帯電話「おサイフケータイ」で、「裏原宿」が便利になります。東京・原宿地域で竹下通り、明治通り、原宿通り、キャットストリートなどに囲まれたエリアが「裏原宿」。小さいけれど人気のアパレルや雑貨店が集まるこのゾーンで、携帯電話を使って店舗情報や割引券を手に入れることができます。８月８日からサービスがスタートします。

　飲食店や雑貨店など１５３店舗が参加します。９月までに３００店舗程度に増やす予定です。店に置かれた専用読み取り機におサイフケータイをかざすと、店舗情報が携帯にダウンロードされ、各店舗のウェブサイトにアクセスできるようになります。１１月以降、各店舗がメールマガジンや割引券を提供する計画です。「裏原宿」共通のポイント制も導入を検討しているようです。

　「おサイフケータイ」を使った「裏原宿活性化計画」と呼べるでしょう。地域の活性化を目的とする、地元の原宿商店会と神宮前商店会が設立した地域ボランティア団体「URAHARA.ORG」が仕掛け人です。URAHARA.ORGは「裏原宿」の店舗情報や地図情報などをウェブサイト「URAHARA.ORG」に掲載しています。

　おサイフケータイ以外の機種でも、専用のウェブサイトに直接、アクセスすれば、同じようなお役立ち情報が手に入るそうです。ＫＤＤＩが「おサイフケータイ」的なサービスを始めた段階では、同等のサービスが始まるとみられます。今回のサービスを利用するには、あらかじめ携帯電話に「TOWNPOCKET」というソフト（アプリ）をダウンロードしておく必要があります。

［関連サイト］
・URAHARA.ORGの公式サイト
http://www.urahara.org/top.html
・「タウンポケット」のダウンロードサイトはこちら