沖縄の半袖開襟シャツ「かりゆしウエア」がヒットしています。きっかけは夏の軽装「クールビズ」。初日の６月２日に小泉純一郎首相が自ら「かりゆしウエア」で登場し、一気に注目度が高まりました。

　伊勢丹新宿本店（東京・新宿）で沖縄県は７月３０日正午から約３０分間、「かりゆしウエア」のファッションショーを開きます。「かりゆしウエア」だけを披露する本格的なファッションショーは初めてだそうです。同店では沖縄物産展が開かれていて、同店が沖縄ムードに包まれます。

　「かりゆしウエア」は「沖縄版アロハシャツ」とでも呼べそうなデザインです。沖縄独自の色や柄、織り方、素材を生かしています。

　１９９０年に沖縄県がを「かりゆしウェア」と命名しました。沖縄県で生産が始まったのは３０年以上前だそうです。２０００年の沖縄サミット（主要国首脳会議）で、各国首脳が着たのをきっかけに知名度が高まりました。

　「かりゆし」とは沖縄の言葉で「めでたい、幸せ、縁起がよい」という意味です。サミットに合わせて、ファッションデザイナーのコシノ・ジュンコ氏らにデザインを依頼し、同県がこの折りにあらためて名前を統一しました。