東京コレクションに参加しているファッションブランド「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」がアートディレクター・野田凪(のだ・なぎ)氏と組んで、東京・渋谷で期間限定のコラボレーションショップを開きます。野田氏は右半身だけがパンダの奇妙なキャラクター「ハンパンダ」で知られています。
この期間限定ショップ「NAGI NODA BAZARR―THEATRE PRODUCTS」は7月23日〜8月5日、商業ビル「ゼロゲート」内にある「シアタープロダクツ」の渋谷店で営業します。コラボのオリジナルTシャツや、カスタムメードのぬいぐるみを販売します。
野田氏は歌手・宇多田ヒカルのCDジャケットをデザインしたこともある、商業告分野で有名なアートディレクターです。「ハンパンダ」はパンダではない側の半身に、ライオン、ネコ、ウサギ、リス、シカなど、パンダ以外の動物があしらわれています
「シアタープロダクツ」は2001年に「洋服を作る劇団」というコンセプトで設立されたファッションブランドです。自分たちでは「アパレルメーカー」と称しています。洋服を商品として売るだけでなく、作る過程や販売方法についても演劇的な仕掛けを続けています。
2005―2006年東京コレクションのショーには、ジャクージバス付きの巨大リムジンが登場しました。ドイツのBMWの日本法人、ビー・エム・ダブリューが宣伝用に提供する小型車「ミニ」のストレッチリムジン。全長は市販車の2倍近い6メートルもあり、リアにはジャクージバスを備えていました。
販売手法も演劇的です。ファッションショーに出演したモデルが「生きたマネキン人形」を演じる仕掛けを渋谷店で試みて話題を呼びました。大きな布に張り付いたTシャツを、客が自分ではがして買うという、消費者参加型のTシャツ展示販売会を開いたこともあります。
「シアタープロダクツ」はデザイン担当の武内氏、中西氏と、宣伝広報担当の金森香(かなもり・かお)の3氏が2001年に立ち上げました。1976年生まれで社長の武内氏は「コム・デ・ギャルソン(COMME des GARCONS)」のパタンナーを務めた経験があります。77年生まれの中西氏はサンエーインターナショナル勤務を経て独立。2人ともファッション専門学校のエスモードジャポン卒です。74年生まれの金森氏は、ロンドンにあるファッションの名門校、セントラル・セント・マーティンズ校(Central Saint Martins School of Fashion)を卒業しています。
[関連サイト]
・「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」の公式サイト
http://www.theatreproducts.co.jp/
・「ハンパンダ」の公式サイト
http://www.hanpanda.com
[連絡先]
店舗 「シアタープロダクツ」渋谷店
住所 渋谷区宇田川町16−9 ゼロゲート3階
電話 03−3477−5911
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