レディース靴ブランド「グロリアス・ジゴ（GLORIOUS GIGOT）」のライセンス事業を、伊藤忠商事が手がけます。「ジゴ」は、靴の専門メーカー、グロリアスアートの社長でデザイナーの呉世偉（ご・せいい、Seii Go）氏がデザインするブランドです。新たに投入するバッグ、アクセサリー、化粧品、ウエディング用品などを伊藤忠が事業化します。

　伊藤忠との提携を記念して、５カラットのダイヤモンド付きの５０００万円のパンプスを製作しました。希望者には完全受注生産で販売するそうです。「ＧＩＧＯＴ」とは、「羊の足」という意味だそうです。

　１足１足を職人が手作りする、繊細なデザインが持ち味です。定番的な商品よりもアーティスティックな「作品」で知られています。主なターゲットは２５〜３５歳です。

　呉氏は１９６３年東京都生まれ。７０年　８歳の時に中国から日本に帰化しました。７９年にTokyo Chinese Schoolを卒業後、渡米。美術を学びました。８８年に帰国し、ファッションモデルに。９３年から同ブランドをスタート。グロリアス・アートが同年から、呉氏デザインの靴を売り出しました。