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(7/11 20:42) [news] この冬のコートはショート丈・薄め
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この冬のコートはショート丈が主流になりそうです。2004年は暖冬で、コートを得意とするアパレル各社は苦戦しました。2005─2006年秋冬ではロングコートを手控え、モードの追い風もあるショートコート、ショートジャケットを前面に押し出す作戦のようです。
「バーバリー」ブランドのコートで知られる三陽商会は暖冬を予想して軽くて薄めのコートを主力商品に据える構えだそうです。ワールドやオンワード樫山などのアパレル大手も同様のスタンスで、軽いダウンジャケットや軽量素材の羽織り物をそろえるようです。
コートは単価が高く、利益率の高い商品ですが、売れ残ったときの痛手も大きいので、各社は2004年の反省から、慎重な姿勢です。2004年には暖冬のせいで、冬物衣料が売れず、景気全体にも影響が出るほどでした。
近年はアパレル業界で「ノンシーズン」という考え方が一つの流れになりつつあります。「このシーズンにはこれを売ればいい」という従来の考え方が気候の面からも、消費者の志向の面からも通用しにくくなりつつあります。ニットやカットソーを組み合わせて、微妙な温度変化にフィットした着回しを提案する動きも広がっています。
地球温暖化の影響で、日本はどんどん暖かくなっています。気象庁の予想でによると、100年後、東京の気温は鹿児島並みに上昇するのだそうです。これではコートというアイテム自体が存在意義を失ってしまうかもしれません。
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