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(7/8 19:52) [news] ロンドンテロでデザイナー結束へ
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英国の首都、ロンドンの中心部で7月7日午前、大規模な同時多発テロが発生しました。走行中のバスや地下鉄の数カ所で爆破が起き、ロンドン警視庁によると、少なくとも50人が死亡しました。憎むべきテロに、ファッション業界は衝撃を受けています。同時に、2001年の米同時テロのときと同じく連帯を強める動きが出そうです。
ロンドンは世界4大コレクションの一つ、ロンドンコレクション(ロンドン・ファッション・ウイーク)の場である上、名門ファッション校のセントラル・セント・マーティンズ校(Central Saint Martins School of Fashion)があり、大勢の有力デザイナーを輩出しています。
ロンドンコレ出身者や同校卒業生にはジョン・ガリアーノ(John Galliano)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、イーリー・キシモト(eley kishimoto)、クレメンツ・リベイロ(Clements Ribeiro)らがいます。
2001年9月の米同時テロの際は、もろにニューヨークコレクションの開催時期に悲劇に見舞われ、ニューヨークコレは中止に追い込まれました。しかし、半年後の2002―2003年秋冬から再開され、その際はいつもはパリを発表の場としているブランドまでが臨時にニューヨークに舞台を移して盛り上げに力を貸しました。今回のロンドンテロを受けて、ロンドン勢が連帯を強め、行動に移すのは確実でしょう。ニューヨーク派も協力を惜しまないと思われます。
「9.11」テロからしばらく、フラワーモチーフやピースマークなど、愛や平和のメッセージを打ち出した作品が相次いだことは記憶にまだ新しいところです。テロは悲しいことです。でも、こんなときこそファッションには何かができると信じます。
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