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  (7/3 15:52) [news] 米国No.1セレブが「エルメス(Hermes)」に激怒

 米国の有力経済誌「フォーブス(Forbes)」が選んだ「世界で最も影響力のあるセレブランキング」で1位に輝いた、米国の人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の女性司会者、オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)がフランスの老舗ブランド「エルメス(Hermes)」に激怒しています。パリの本店を訪れたウィンフリーを警備員がすげなく玄関払いにしたせいです。

 ウィンフリーが6月14日、同店を訪れた際、入口の警備員が「閉店済みだ」と告げ、翌日以降に再来店するように指示したそうです。米国の有力紙「ニューヨーク・ポスト」はショップ側が「最近、北アフリカ系の人といざこざがあった」という理由で彼女の入店を断ったと報じていましたが、「エルメス」側は「そういった事実はない」と否定しました。

 この日、同店はイベントの準備のため、午後6時30分に閉店したそうです。彼女が来店したのは、閉店の15分後の6時45分ごろ。友人で歌手のティナ・ターナーのためにプレゼントを買い求める目的で来店したといいます。

 彼女ほどのセレブであれば、通常、閉店直後であれば、臨時に店を開けるのは普通の対応です。本人が希望すれば貸し切りでの買い物も許されるでしょう。一部報道では彼女はこの来店時に化粧をしていなかったともいわれていて、警備員が彼女だと分からなかった可能性もあります。ただ、米国では有名でも、フランスでは無名ということは珍しくないので、化粧をしていても警備員が気付かなかった可能性はあります。

 「エルメス」側は彼女の怒りをメディア報道で伝え聞き、8日後の22日、事情を釈明した上で、謝罪の意を表明しました。特別に同店に招待もしたといいます。

 一方、ウィンフリーはこの出来事について自分の番組で取り上げるつもりだそうで、お得意の毒舌の標的になるのは確実です。人種問題も関わっているだけに事態は深刻で、老舗ブランドにとって「想定外」の危機となりそうです。

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