俳優・金城武とタレント・志村けんを起用したCMでおなじみの、台湾路線専門の航空会社、日本アジア航空（ＪＡＡ）が８月８日、客室乗務員の制服を一新します。デザインは「ヨシエ・イナバ（yoshie inaba）」ブランドのデザイナー、稲葉賀恵（いなば・よしえ）氏が手がけました。

　ＪＡＡは同日、設立３０周年を迎えるのを機に、制服を変更します。同社は日本航空（ＪＡＬ）の子会社です。既にリニューアル済みのＪＡＬの制服も稲葉氏がデザインしました。制服のデザインに統一感を持たせ、グループの一体感を強調する狙いがあります。制服のメーン部分はＪＡＬと共通ですが、スカーフやエプロンはＪＡＡ専用のデザインを採用しました。

　稲葉氏はＪＡＬが２００４年に採用した制服や、その前の１９９６年採用の制服も担当しました。９６年当時はＤＣ（デザイナーズ＆キャラクターズ）ブランド大手の「ビギ（ＢＩＧＩ）」のデザイナーを務めていました。

　３９年東京都生まれ。６０年にお茶の水文化服装学院を卒業し、原のぶ子アカデミー洋裁学校に学びました。文化服装学院の同期には鳥居ユキ、菊池武夫の両氏がいます。７０年に「ビギ」ブランドを立ち上げ、８１年に「ヨシエ・イナバ」をスタートしました。８８年には「レキップ・ヨシエ・イナバ（L' EQUIPE YOSHIE INABA）」ブランドを立ち上げています。「レキップ」とは、フランス語で「ウサギ」という意味です。

［関連サイト］ ・日本アジア航空（ＪＡＡ）の新制服紹介ページ http://www.japanasia.co.jp/news/050624.html