アパレルメーカー大手のワールドは２００５年秋から、新セレクトショップ「ファウンドフレス（foundfles）」の展開をスタートします。主なターゲットは２０代後半〜３０代前半の女性。主に２０代女性を顧客としているセレクトショップ「アクアガール（aqua girl）」を卒業した顧客を取り込む狙いがあるようです。第１号店は９月、東京都内に路面店としてオープンするそうです。

　コンセプトは「上質感」と「大人の辛さ」。上質のカジュアル服を主に扱います。ヴィンテージ商品やファーも販売します。欧州ブランドと独自ブランドの比率がほぼ半々の品ぞろえとなるようです。アクセサリーや雑貨にも力を入れます。

　価格は「アクアガール」よりも５割ほど高めに設定されています。中心価格はオリジナルのスカートで２万２０００円、ブラウスで１万８０００円、ワンピースで３万５０００円、ジャケットで５万９０００円程度。買い付け商品の場合はスカートで６万６０００円、ブラウスで６万３０００円、ワンピースで７万９０００円、ジャケットで９万５０００円程度を想定しています。

　ショップイメージは「大人の安らぎの空間」。店舗名は造語です。「見付けた」という意味の英語「found」に、「foundation（根源）」「life（生命）」「essence（本質）」「self（自己）」の頭文字を組み合わせました。「self」を逆から読んでも、「fles」になります。