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(7/1 22:58) [news] 三宅一生氏の展覧会、内外で相次ぐ
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三宅一生氏の作品を紹介する展覧会がフランス国立近代美術館(パリ、通称「ポンピドー・センター」)と広島市現代美術館(広島市)で開催されました。特殊なしわ加工を施した代表作の「プリーツ・プリーズ」や、着る人自身が1枚の布にはさみを入れて創り出す「A―POC」などを展示しました。
ポンピドー・センターの展覧会「ビッグバン 20世紀アートにおける破壊と創造」ではピカソやアンディ・ウォーホルら、20世紀を代表するアーティストの作品と並んで、三宅氏の作品が展示されています。会期は2006年2月27日まで。
広島市現代美術館で開催された被爆60周年特別展「そして、未来へ――ヒロシマ賞受賞作家のまなざし」では、近年、三宅氏が打ち込んでいるプロジェクト「A―POC(エイポック)」の作品が展示されました。「A―POC」とは、「1枚の布」を意味する英語「a piece of cloth」の略です。音はは「エポック」に通じるので、「エポック・メーキング(画期的)」という意味も込められているそうです。
「A―POC」は1枚の布の表面に描かれた切り取り線に従って、着る人自身がはさみを入れて服を作り出すのが特徴です。どこを切ってもほつれにくい布を使っています。展覧会でのワークショップでは、参加者が布にはさみを入れてTシャツを作りました。
三宅氏は広島市出身。7歳で被爆し、母親を亡くしています。
[関連サイト]
・フランス国立近代美術館の「ビッグバン」展のURLはこちら
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