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(6/23 12:28) [news] 「ヴィヴィアン・ウエストウッド」からコスメが誕生
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ロンドンのパンクファッションの代表的なブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」から6月22日、初の化粧品シリーズ「ヴィヴィアン・ウエストウッド コスメティクス(VIVIENNE WESTWOOD COSMETICS)」が発売されました。世界に先駆けて日本で先行発売となりました。
美容室やエステティックサロンを手がけるシュウウエムラファミリーグループ傘下の化粧品製造・販売会社、ウトワが発売しました。主なターゲットは20代後半から30代半ばの女性だそうです。
つやを抑え、マット感のある色をそろえています。デザイナーが絵画からインスパイアされたという色を選んでいます。アイシャドーは全26色で、いずれも1575円。リップカラーは全20色で2940円。チークカラー全13色、2100円。「ヴィヴィアン・ウエストウッド 青山」などのショップで販売します。秋にはスキンケア商品も投入する予定です。この段階では百貨店での売り場展開も想定されています。
「アンチモード」を代表する女性デザイナー、ウエストウッド氏は今では国から勲章を受けるほど、英国屈指の大物デザイナーとなりました。王冠と地球を組み合わせた「オーブ(Orb)」マークも有名です。
パンクとオートクチュールという両極端をミックスし、そのきわどいバランスを成り立たせているところに、ウエストウッド氏の凄さがあります。1970年代にパンクファッションを世に広めた功績で知られていますが、近年はコルセットやボンネット(後頭部からかぶる、あご紐付きの帽子)といったビクトリア朝の「正統派」ファッションを採り入れる試みを見せています。ストリートファッションがモードとして定着する中、あえて「古き良き時代」に回帰するところに、パンク仕込みの反骨精神がうかがえます。
71年に英国のパンクロックの象徴とされたバンド、セックス・ピストルズのマネジャー、マルコム・マクラレン氏と共同でブティックを開いたのが始まりです。以後、一貫してアバンギャルド路線を突き進んできました。
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