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(6/22 11:42) [news] 金沢市が来秋にファッション見本市
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石川県金沢市がファッション都市を目指す動きを広げています。山出保市長は6月20日の市議会で、ファション関連の見本市やファッションショーを含む大がかりなファッションイベント「金沢ファッションウイーク」を2006年秋に開催する方針を宣言しました。日本の地方都市がここまで本格的なファッションイベントを仕掛けるケースは珍しいと言えます。
2005年秋にもプレイベントを開きたい考えで、「エルメス」のジャン・ルイ・デュマ会長を招く文書を既に送ったそうです。同市は2004年6月、「ファッション産業都市宣言」を発表し、文化・産業振興のテーマに「ファッション」を据えています。
同市は国内生産のほぼすべてを生産している金箔(ぱく)をはじめ、加賀友禅、九谷焼、蒔絵など、様々な伝統工芸で知られています。「ファッション産業都市宣言」ではこうした伝統工芸とファッションの融合を打ち出しています。「ファッション産業振興室」という専門の部署も2005年度から新設しました。
金沢美術工芸大学は4月、大学院修士課程に「ファッションデザインコース」を新設しました。デザイナーの永澤陽一(ながさわ・よういち)氏が専任教授を務めています。国公立大学がファッション分野の修士課程を設置するのは初めてです。
、同大は世界最高レベルのファッション教育機関として有名なアントワープ王立芸術アカデミー(ベルギー)に2人の教授を視察のために派遣しました。リンダ・ロッパ学科長を金沢に招いて講演をしてもらう約束を取り付けたそうです。
「ファッション産業都市宣言」を具体化させるために、金沢市が1月に発足させたのが「金沢ファッション産業創造機構」です。デザイナーと企業を引き合わせたり、新商品の販路を開拓したりする上でのサポートを手がけています。
そのほかにも様々なプロジェクトが展開されています。金沢21世紀美術館ではミュージアムグッズのデザインを公募しました。「北陸ライフケアクラスター(HLC)研究会」は加賀野菜「金時草」のエキスを配合した独自の高機能スキンケア・ブランド「HLCC」を立ち上げ、2004年から化粧品の販売を始めました。
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