NTTドコモが期間限定で展開してきた、ファッションデザイナーらとのコラボレーション携帯電話プロジェクト「ダットエムオープロジェクト」の期間を延長します。2月にスタートした同プロジェクトは当初、6月末までの期間限定の予定でしたが、期間限定をなくし、実質的に長期継続に切り替えました。ユーザーからの好反応が理由だそうです。
同プロジェクトの仕掛け人はテレビ番組プロデューサーのおちまさと氏。おち氏の人脈で、「マスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)」「roar(ロアー)」「ア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)」などのブランドが参加しています。
「ダットエムオー」ブランドの携帯電話では、カスタムジャケットとストラップを、ファッションデザイナーらが企画します。「ダットエムオー」オリジナル端末からしかダウンロードできないコンテンツや待受画面も用意されています。
第1弾として2月11日に発売された「マスターマインド・ジャパン」バージョンは「CRYSTAL」「JAPAN」「PEACE」「PUNK」「LOVE」の5種類。多くはスカル(どくろ)柄があしらわれています。「ロアー」からは「DARKNESS」「PEACE MAKER」「PEACEFUL」「SPIRIT」「PASSION」の5種類。銃身が長いハンドガン(拳銃)がクロスしている図柄が基本です。同じく2月11日に発売されました。
期間限定がはずれたのに合わせて、新モデルも投入されます。「ロアー」が7月7日、「マスターマインド・ジャパン」が7月28日に発売される予定です。東京コレクション参加のデザイナー、高原啓(たかはら・ひろむ)氏が手がける「ロエン(ROEN)」は7月21日の発売です。「ロエン」は狼煙(のろし)の訓読みです。元女優の君島十和子氏がデザインする「FELICE TOWAKO」も同日発売の予定。価格は1セット(カスタムジャケット、ストラップ)で4000円です。
「マスターマインド・ジャパン」は97年にメンズブランドとしてスタート。過去に東京コレクションにも参加したことのあるデザイナー、本間正章氏が手がけています。スカル柄がシンボルマーク的に使われています。カジュアルウエアでありながら、ラグジュアリーなポジションを狙う戦略で成功しています。俳優のブラッド・ピットやニコラス・ケイジも顧客だそうです。セレクトショップ「ラブレス」が取り扱いに力を入れています。「バーニーズ・ニューヨーク」本店でも販売しています。
本間氏は新潟県佐渡島の両津市出身。美容師になろうと思って渡英。しかし、ロンドンで「ヨウジ・ヤマモト」ブランドに触れ、デザイナーを志す気持ちが芽生えたそうです。帰国後、同ブランドの販売員に。97年に独立しました。99、2000年と、東京コレクションに参加しましたが、後に展示会形式のショーに路線変更しています。
「ロアー」は濱中三朗氏がデザイナー。ブランド名は英語で「吠える」という意味です。銃身の長いピストル「PEACE MAKER」を交差させたモチーフで知られる、ロックテイストの強いデザインです。
東京・表参道に「ダットエムオー」ブランド専用のショップがあります。商品は「ダットエムオー」のサイトでも買えます。店頭価格は携帯電話端末が3万5000円程度、ジャケットが4000〜5000円です。
[関連サイト]
・「ダットエムオープロジェクト」の公式サイト
http://datmo.com/
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