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  (6/19 14:15) [news] 「ハーパース・バザー日本版」が販売、PR強化へ

 米国で最も歴史のある女性ファッション誌「ハーパース・バザー(Harper's Bazaar)」の日本版である「ハーパース・バザー日本版」が販売、PRを強化するようです。同誌を出版しているエイチビー・ジャパン(以下、HBJ)がゼィープラスホールディングス(以下、Z−PLUS)と業務提携しました。

 両社は出版事業におけるセールスプロモーション、PRを共同展開する予定です。高級誌、女性誌、ブランド誌に関するノウハウ交換や共同マーケティングも進めます。

 日本版の編集長、伊藤操氏はニューヨークで19年間も暮らし、アパレル・繊維業界紙「繊研新聞」の通信員として長年、ニューヨークコレクションをレポートしてきた有名ファッションジャーナリストです。明治大学文学部卒。サン・デザイン研究所、フリースタイリストを経て82年に渡米し、ジャーナリストに。85年から「繊研新聞」のニューヨーク通信員を務めました。2001年に帰国し、「ハーパース・バザー日本版」編集長に就任しました。

 本家「ハーパース・バザー」は日本では明治維新のまっただ中にあった1867年に米国で創刊されました。日本版はライバル誌「ヴォーグ(VOGUE)」の日本版「VOGUE NIPPON」から1年遅れで2000年8月にスタートしました。HBJが発行し、朝日新聞社が発売するというスタイルで出版されてきました。

 映画「市民ケーン」のモデルとしても知られる、米国のメディア王、ウィリアム・ランドルフ・ハースト氏が1913年に「ハーパース・バザー」の版権を手に入れました。以後、世界的な雑誌に成長し、日本版は世界で17番目の海外版となりました。

 「JJ」「マリ・クレール・ジャポン」の編集者を務め、フリーのファッションエディターになっていた田上美幸氏が初代の編集長。現在の伊藤編集長は2001年4月に就任しました。創刊から1年たたずに、編集長が交代したわけで、立ち上がりの苦労がうかがえます。

 フジテレビジョンとライブドアの買収騒動で、どっちにつくかが注目を集めたのが、投資家の村上世彰氏が率いる投資会社、M&Aコンサルティング。ファッション界にはあまり関係ないと思う人もいるでしょうが、実はこのこのM&Aコンサル系の資金がZ−PLUSに流れ込んでいます。

 M&Aコンサルは丸木強副社長を6月29日、取締役として送り込みます。M&Aコンサルの影響力が強まることによって、今後、「ハーパース・バザー日本版」の販売、プロモーションにどんな変化が表れるのか、注目されるところです。

[関連サイト]
・「ハーパース・バザー日本版」の公式サイト
http://www.bazaar.co.jp/


・ゼィープラスホールディングスの公式サイト
http://www.z-plushd.co.jp/index.html

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