日本列島の大半が梅雨入りしました。気象庁は６月１０日、関東甲信と九州北部の、１１日に東海、近畿、中国、四国、九州南部の梅雨入りを発表しました。レインファッション商戦も本番を迎えています。

　三越本店（東京・日本橋）では新スタイルのレインコートを売り出しました。ショートジャケットの流行を反映してか、短い丈のコートを集めています。色や柄も以前の無地・地味色ではなく、色はパステルカラーやビビッドカラー、柄は花柄、アニマル柄と、ファッション性の高い商品が目に付きます。

　傘をささないでも済む雨よけ用の帽子「レインハット」も普及してきました。以前はゴルフのキャディーがかぶるような機能性第一の商品が大半でしたが、最近は見栄えの優れたレインハットが増えています。高級帽子ブランド「ヘレン・カミンスキー（Helen Kaminski）」も綿素材のレインハットを売り出しました。

　レイングッズ専門のセレクトショップ「レインドロップス」（東京・代官山）ではおしゃれなレインシューズがそろっています。ウエスタンブーツ風やヒール付き、総花柄など、一昔前の「ゴム長」のイメージを感じさせないデザインです。スイスの長靴ブランド「タマラ・エンリケ（Tamara Henriques）」の作品が人気です。

　長靴ではなくても防水・耐水性を備えた靴が増えています。流行のウエッジソールやパンプス、バレエシューズなど、従来はレインシューズ対応が珍しかった種類の靴でもはっ水加工の革や布を使った商品が相次いでお目見えしています。

　生活雑貨店の「渋谷ロフト」では６月１３日〜７月１０日、「ウェザーマーケット」を開催します。２人が並んで入れるだ円形の「ツインアンブレラ」や、背負ったバッグが濡れるにくい「たまごの傘」、２４本の骨組みを持ち２４色で彩った「レインボーアンブレラ」などの珍しい傘を販売します。

［関連サイト］
・セレクトショップ「レインドロップス」
http://www.raindrops-jp.com/