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(6/3 01:17) [news] アバクロが日本市場進出へ
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米国のカジュアルウエア企業、アバークロンビー・アンド・フィッチ(Abercrombie&Fitch、アバクロ)が日本市場に進出します。時期はまだ正確ではありませんが、2006〜7年とみられています。同社は日本でも「アバクロ」の通称で知られています。「ポストGAP」として人気が出るのは確実でしょう。
アバクロは米国で4ブランドを展開しています。大学生を主なターゲットとする主力ブランド「アバークロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」、高校生に人気のサーフ系ブランド「ホリスター(Hollister)」、子供・ジュニア服の「アバクロンビー(abercrombie)」、大人っぽい「ルール No.925(Ruehl No.925)」の4ブランドです。「ルール」は2004年スタートの新顔です。
アバクロ進出で最も影響を受けやすいのが、同じ米国のカジュアルウエア最大手のギャップ(GAP)でしょう。比較的高級ラインの「ルール」は「ギャップ」以外の市場も浸食しそうです。もちろん、カジュアルウエア業界という意味では日本の「ユニクロ」も影響必至でしょう。
アバクロは1892年に創業した老舗企業です。もともとはアウトドア用品や釣り具などを手がけていました。大作家のアーネスト・ヘミングウェイも顧客だったそうです。1977年に米連邦破産法を申請して事実上、倒産しました。
88年に米国の衣料品専門店大手のリミテッドがアバクロを買収。商品群やブランドを整理して、カジュアルウエア専門店として再生しました。リミテッドはニューヨーク5番街にある高級百貨店「ヘンリ・ベンデル」も傘下に収めたアパレル流通大手です。アバクロは再生を果たし、98年にはリミテッドを離れて独立しました。「ホリスター」のスタートが2000年、「ルール No.925」は2004年と、比較的新しいブランドが多く、今最も勢いのある米国アパレル企業の一つと言えるでしょう。
[関連サイト]
・アバークロンビー・アンド・フィッチの公式サイト
http://www.abercrombie.com/anf/splash.html
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