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(5/20) 山本耀司氏と北野武監督
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北野武監督の新作映画が5月17日、カンヌ映画祭の会場で発表されました。2年ぶりの新作のタイトルは「TAKESHIS'(タケシズ)」。通算12作目となるこの作品は北野監督の多面性を描く内容となるそうです。
主演はビートたけし、監督は北野氏。前作「座頭市」は北野監督初の本格時代劇でしたが、今回は現代が舞台。お笑い芸人、知性派タレント、映画監督、俳優、画家、作家、大学教授と様々な顔を持つ北野監督の全体像を自らの主演・監督で映像化するという野心的な試みです。「TAKESHI」の複数形というタイトルからその意図が読み取れます。
今回は徹底した秘密主義を貫き、事前に一切、内容に関わる情報を提供しないということです。8月にワールドプレミアを予定しているそうです。
北野監督の映画に関わりの深いファッションデザイナーが、「ワイズ(Y's)」「ヨウジ・ヤマモト」ブランドで知られる山本耀司氏です。「Brother」「Dolls」「座頭市」と直近の3作連続で衣装監修を担当しました。
北野監督は山本氏が映画用に制作する服について、ほとんど「お任せ」で依頼しているようです。時としてあまりに大胆なデザインの作品が持ち込まれ、「びっくりしちゃったよ」などと苦笑気味にコメントしています。
しかし、山本氏への信頼感は絶大のようで、新作でも山本氏が衣装デザインを任される可能性が高そうです。今回は北野監督自身が北野監督を演じるとあって、山本氏がどのような「北野監督像」を提案するかが、映画を見る上での一つの楽しみとなりそうです。
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