えんじや深紫など、くすんだ色を押し出しています。カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）氏は複雑な色の重ね合わせを提案しました。

　えんじ色のショートコート、薄紫とスカイブルーのインナーと、複雑な色をミックスした作品でスタートしました。首から大小様々なたくさんの輪っかをつなげたアクセサリーを垂らしています。

　深い紫のワンピースの上に、モスグリーンの薄手ロングコートを羽織らせました。を好んで用いています。エメラルドグリーンのミニ丈ワンピースとは、茶系のコートを組み合わせています。

　えんじ色のショートジャケットは襟を不格好なほど大きくしました。正面の打ち合わせはバスト下の１カ所だけで留めており、裾に向かって左右に開いています。

　ウエストをベルトでぎゅっと絞ったコートは袖先と裾の２０センチほどにファー（毛皮）をあしらいました。ロングコートの裾に、ティアードスカート風の切り替えを施しました、

　スタンドカラーのショートジャケットとミニスカートのセットはシックな装い。打ち合わせは正面からずらしています。スカートのウエストを共革で締めています。

　植物模様をたくさんの色ですき間なく描いたひざ丈ブーツは絵画のようなあでやかさです。横長のバッグは中国風の柄で、色鮮やかな刺繍がいっぱいです。