バッグやジュエリーを製造販売するサマンサタバサジャパンリミテッドがセレブリティー（有名人）色を強めています。４月２０日にオープンした、同社最大の店舗「サマンサタバサデラックス表参道ゲイツ店」の開店イベントには、米国の「セレブ姉妹」、ヒルトン姉妹や、女性ユニット「デスティニーズ・チャイルド」のビヨンセ・ノウルズが顔を見せました。

　同店は地上３階建て。バッグやジュエリーなど、同社の５ブランドを扱う旗艦店です。顧客に無料でマッサージを施すコーナーも設けました。

　内装を手がけたのは、有名空間デザイナーの森田恭通氏。外壁には写真家・桐島ローランド氏の作品をアレンジして配しました。

　同社はセレブとのコラボレートでブランドイメージを高める戦略を採っています。サッカーのスター選手、デビッド・ベッカムの妻で歌手のビクトリア・ベッカムがデザインしたバッグブランド「サマンサタバサ BY ヴィクトリア・ベッカム」を発売しています。新たにモデルのSHIHO（しほ）がデザインに参加したバッグやジュエリーを発売しまする。ジュエリーは「サマンサティアラ with SHIHO」、バッグは「サマンサタバサトラベル by SHIHO」です。

　姉・パリス、妹・ニッキーのヒルトン姉妹は２００２年から、「サマンサタバサ（Samantha Thavasa）」のプロモーションモデルを務めています。ニッキーはバッグのデザインも手掛けています。秋以降にはニューヨークに出店する可能性も取り沙汰されています。既に２００１年秋から、ニューヨークの有名デパート「ヘンリ・ベンデル」が同ブランドの商品を扱い始めています。

　ヒルトン姉妹は「ヒルトンホテル」で名高い世界のホテル王、ヒルトン家の創業者一族。ヒルトン姉妹をイメージモデルに起用して以降、同ブランドの海外メディアでの露出は確実に増えており、「セレブコラボ」の戦略は成功しているようです。