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(4/20) 「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)心斎橋」が開店
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「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」ブランドの大型路面店「クリスチャン・ディオール心斎橋」(大阪市中央区)が4月28日。開店します。2004年秋に東京・銀座にオープンした「クリスチャン・ディオール銀座」と同じく、気鋭の建築家、乾久美子(いぬい・くみこ)氏が設計を担当しました。
ブランドを象徴する、籐(とう)の編み目模様(「カナージュ」)が店の前面に施されています。店は地上2階、地下1階。広さ約850平方メートルと、関西最大級の店舗になります。オープンを記念して、故ダイアナ元妃も愛用していたバッグ「レディ・ディオール」の限定モデルが発売されます。
乾氏が先に手がけた「クリスチャン・ディオール銀座」では、穴が細かく開いたアルミパネルで外壁を覆い、パネルの穴から内壁の模様が透けて見える仕掛けが高く評価されました。「カナージュ」の網目模様が浮かび上がります。昼夜の表情を変える工夫も施されています。
乾氏は1969年、大阪府に生まれました、92年に東京芸術大学美術学部建築学科を卒業。そのまま米国コネティカット州のイェール大学大学院に留学しています。青木淳建築計画事務所を経て独立。2000年に「乾久美子建築設計事務所」を設立しました。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループとの仕事が多く、「ルイ・ヴィトン高知」「ルイ・ヴィトン大阪ヒルトンプラザ」などを手がけました。
2003年3月に開業した「ルイ・ヴィトン高知」では見る位置によって見え方が変わるファサードで話題を呼びました。昼と夜でも表情が変わり、夜になると、ブランドの象徴、ダミエ柄(市松模様)がくっきりと浮かび上がります。
「ルイ・ヴィトン」は店舗設計に新進気鋭の建築家を起用する方針で知られています。建築もファッション文化と考え、若い建築家に作品発表の機会を提供しています。
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