英国のチャールズ皇太子が４月９日、カミラ・パーカー・ボウルズさんと結婚しました。ロンドン郊外のウィンザー城に近い公会堂で結婚式を挙げました。新婦のウエディングドレスはアントニア・ロビンソン（Antonia Robinson）氏とアンナ・バレンタイン（Anna Valentine）氏のデザイナーデュオ「ロビンソン・バレンタイン（Robinson Valentine）」が手がけました。ロビンソン・バレンタイン」は２００１年からカミラさんの服のデザインを担当しているそうです。

　結婚式には近親者だけが立ち会いました。１９８１年の故ダイアナ元妃との挙式とは比較にならない、「地味婚」だったそうです。

　帽子をデザインしたのはフィリップ・トレーシー（Philip Treacy）氏だったようです。「フィリップ・トレーシー」はパリ・オートクチュールコレクションに参加したこともある高級帽子ブランド。「アレキサンダー・マックイーン」や「クリスチャン・ディオール」などの有力メゾンがファッションショーで使うほど高い評価を得ています。アイルランド出身のデザイナーが手がけています。

　靴はリンダ・ベネット（Linda Bennett）氏が担当しました。ベネット氏は英国の靴ブランド「ＬＫベネット（LK Bennett）」の創設者として知られています。

　ちなみに、故ダイアナ元妃の結婚式ではウエディングドレス・デザイナーとして知られる英国人デザイナーのエリザベス・エマニュエル（Elizabeth Emanuel）氏がデザインを担当しました。８１年の結婚式で着たウエディングドレスは８メートルもの長いすそで話題を呼びました。エマニュエル氏の顧客には英国の企業グループ、ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長がおり、９１年から一新されたヴァージンアトランティック航空の客室乗務員の制服も手がけました。