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(4/6) エールフランスが「ラクロワ」を制服に
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フランスの航空会社、エールフランス航空は4月5日、客室乗務員やパイロットの制服をクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)氏デザインのものに一新しました。同社の制服変更は18年ぶりです。
1人のデザイナーが全社員の制服を一度に手がけるのは初めてだそうです。新しい制服は今後10年間着用する予定です。
女性社員用はジャケット、スカート、パンツが各2パターン。男性社員用も2種類のジャケット(ダブルブレストかシングルブレスト)、パンツから選べます。基本色は同社のコーポレートカラーであるネイビーブルーです。
女性客室乗務員の制服は柔道の帯のようにフロントで結んだ赤い布ベルトがポイント。全体にすっきりしたフォルムで、機能性を重視しつつ、気品漂うデザインです。ネイビーブルーと白っぽい青の2色があります。
新しい制服は、地上職員も含め3万6000人が身につけることになります。デザインや製作に要する費用は合計で2億ユーロ(約280億円)にものぼるそうです。
同社の制服は過去には「クリスチャン・ディオール」「ニナ・リッチ」「バレンシアガ」といった、フランスを母国とするメゾンが手がけてきました。「クリスチャン・ラクロワ」もフランス発のブランドですが、ちょっと事情が変わってきています。
フランスのブランド企業、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは1月25日、傘下のブランド「クリスチャン・ラクロワ」を売却すると発表しました。売却先は米国で免税店チェーンを展開しているファリック(Falic)・グループ。「ラクロワ」は赤字が続いていたそうです。
「ラクロワ」は1987年の旗揚げ段階から、LVMHの傘下に入っていました。ラクロワ氏が今後、どのように自分のシグネチャーブランドに関わっていくかは不透明です。
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