イタリアの高級靴ブランド「セルジオ・ロッシ（Sergio Rossi）」が国内初の路面店を東京・丸の内に開きました。高級ブランドショップが集まる丸の内の仲通り沿いに、グッチグループの３店の路面店が相次いでオープンしました。

　今回、オープンしたのは「セルジオ・ロッシ　丸の内」のほか、「ボッテガ・ヴェネタ　丸の内」「イヴ・サンローラン　丸の内」の３店です。グッチグループジャパンが「イヴ・サンローラン」と「セルジオ・ロッシ」を出店。グッチグループ傘下のボッテガ・ヴェネタジャパンも同ブランドの路面店を出しました。

　「セルジオ・ロッシ」は細身のシルエットやゴージャスな飾りで知られています。創業者のロッシ氏は１９５０年代に、靴職人だった父親の後を継いで創業。欧米の高級ブランドとの共同製作も幅広く手がけています。グッチグループは１９９９年、セルジオ・ロッシ社の株式の７０％を、創業者のロッシ一族から買収しました。

　丸の内店はイタリアの本店と同じ設計コンセプトを採用。ピンクの壁やダチョウ革をあしらった棚がラグジュアリー感を醸し出しています。

　有楽町・丸の内エリアでは、「丸ビル」を手がけた三菱地所が大規模な再開発を進めています。富士ビル１階（旧丸の内カフェ）には、「イヴ・サンローラン」「ボッテガ・ヴェネタ」「セルジオ・ロッシ」のほか、高級ライターやメンズウエアで知られるフランスのブランド「S.T.デュポン（S.T.Dupont）」の店舗「エス・テー・デュポン　ブティック丸の内」、パリの３つ星レストランが手がけるワインショップ「レ・カーヴ・タイユヴァン丸の内」などが入りました。