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(3/24) 「バナナ・リパブリック」が日本進出
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カジュアルウエア店を展開しているギャップ(GAP)傘下のブランド「バナナ・リパブリック(BananaRepublic)」が日本に進出するそうです。2005年秋に東京都内に3店舗をオープン。2006年以降も出店を続ける計画だと報じられています。「バナリパ」が北米以外に進出するのは初めてになります。
「バナナ・リパブリック(共和国)」とは、中南米の小国、ホンジュラスなどのように、国の経済をバナナ輸出に頼る国を指す言葉です。こうした国に対する軽蔑的なニュアンスが含まれています。中南米に力を持つ、米国資本の多国籍企業、ユナイテッド・フルーツの別名でもあります。
ブランドとしての「バナリパ」は20代後半〜30代を主なターゲットにしたカジュアルブランド。「ギャップ」系列のブランドの中では最もグレードが上で、平均価格帯も高い。素材にカシミヤを使った商品もあります。
サファリルックや旅行用品の小売店として知られていましたが、1983年にギャップが買収しました。店舗の内装もアフリカのサファリで使う狩り小屋を思い起こさせるような雰囲気。洗練されたサファリ感覚が売り物です。米国には小さいサイズに絞り込んだ店舗「バナナ・リパブリック・プティート」もあります。
ギャップは95年に日本に進出しています。ギャップの創業は69年。ギャップグループのブランドとしてはほかに、低価格商品のチェーン店「オールド・ネイビー(Old Navy)」があります。家族全体を顧客対象としているのが特徴です。
2005年の春夏のファッショントレンドの一つに「アフリカン」があります。「バナリパ」の商品構成はこの流れにぴったり合っています。日本でサファリルックがどこまで受け入れられるか、「バナリパ」オープン後の反応が注目されます。
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