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(3/18) 2005―2006年秋冬パリ・コレクション解説 「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」
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1950〜60年代のハリウッド女優をイメージしたクラシックなスタイルを打ち出していました。テーマにしたのは、サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督の作品だそうです。
グレーのコートに薄手の白ストッキング、ブロンドの髪はアップ。ヒッチコック監督作品にしばしば登場するグレース・ケリーやティッピ・ヘドレンらをランウェイによみがえらせたかのような気品ある演出です。
ワインレッドの七分袖ニットドレスは肩や胸、腰元、膝上に花弁のコサージュを配しています。胸に色も形もばらばらのボタンを数十個も縫い付けたトリッキーな仕掛けには脱帽です。
布の中央に開けた穴に頭を通す、中南米の民族衣装「ポンチョ」をジャケット風に採り入れていました。どこから腕が出ているのか分からないような、中南米風のマルチカラーの総柄のポンチョは目がチカチカする程の多色使いです。シャーベットグリーンの膝丈スカートドレスには、同じ生地のポンチョ風ケープを合わせています。
茶色のニットドレスは襟周りにピンポン玉大のポンポンを連ねています。ポンポンはキャンバス地のバッグにもあしらわれていました。
裾の処理では、フリンジ仕立てが多用されていました。裾の生地を20〜30センチもほつれさせて、ロングフリンジ状にした、サンドカラーの膝丈コートが目立っていました。全身ヒョウ柄のロングコートや、同じくヒョウ柄で胸を強調したドレスも登場しました。
リザード(爬虫類)革のハイヒールは大きなステッチラインがアクセント。バッグもリザードが何色も現れました。
[関連リンク]
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「アレキサンダー・マックイーン」
(ブランド解説)
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