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(3/17) 動物愛護団体がロペス非難
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歌手で女優のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が初のファッションブランド「スイートフェイス(Sweetface)」を2005―2006年秋冬ニューヨーク・コレクションで発表しましたが、この作品を、米国の動物愛護団体、PETA(People for Ethical Treatment of Animals)が非難しています。本物の毛皮(リアルファー)を使った作品が数多く含まれていたためです。
PETAは、「スイートフェイス」の作品に動物の命を奪って得られた毛皮が使われていることを糾弾。「『スイートフェイス』は決してsweetじゃない」と攻撃しています。同時に、代替品となる人工素材、いわゆるフェイクファーの使用を求めています。
PETAは2003年には米国のファストフード大手、ケンタッキー・フライド・チキンをやり玉に挙げました。ニワトリの飼育や食肉処理が「残酷だ」と主張し、ボイコット運動を繰り広げました。
この論争に途中参戦したのが、菜食主義者として知られる元ビートルズのポール・マッカートニー。ポールの娘、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)氏も反リアルファー派です。動物愛護の立場から、ファーとレザーを使わないことで知られています。毛皮やレザーを重要アイテムとしている「グッチ」を嫌って、「グッチ」のデザイナーに就かなかったという伝説も残っています。
PETAは2003年のパリ・コレクションでは、「クリスチャン・ディオール」「セリーヌ」などのショーでランウエイに無理矢理上がって、毛皮の使用反対を訴えたこともあります。パリコレ側も負けじと、「ジャンポール・ゴルチエ」のショーでは、舞台に上がったPETAメンバーを警備員がわざと毛皮を着せて取り押さえたそうです。
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