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(3/8) リボンは日本製
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このところリボンを採り入れるブランドが相次いでいます。「ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)」ではリボンがトレードマークのようになっています。2005―2006年秋冬ミラノ・コレクションでは「グッチ」がコートやジャケットに花のリボン刺繍を採り入れ、「ミラ・ショーン」もリボン使いを見せていました。米国の「コーチ」は2005―2006年秋冬向けの新作でベルベットのリボンをあしらっています。
そうした海外ブランドが使うリボンの大半を生産しているのが、 高級リボンメーカーの木馬(東京・台東)。同社のリボンは世界の主要デザイナーに愛用されています。「MOKUBA」ブランドで知られる、同社のリボンやレースは欧米のデザイナーの間では圧倒的な支持を得ています。
「シャネル」も「ルイ・ヴィトン」も「ドルチェ&ガッバーナ」も木馬の顧客です。ブランドが違っても、使うリボンの大半は「MOKUBA」。日本の技術が世界のモードを支えているわけです。リボンの発祥地はフランスだとされますが、世界の高級リボン市場のトップメーカーは木馬です。
ほかにもリボン製造で知られるメーカーがあります。福井県あわら市に本社を置く繊維メーカーの新道繊維工業は3月9〜12日、パリで開催される服飾資材見本市「MOD'AMONT(モーダモン)」に、日本の服飾資材メーカーとしては初めて出展しました。
同社は自社のリボン約3万4000点を展示したショールーム「SIC SHOW ROOM」が東京・原宿に開きました。サテンやベルベット、フェイクファーなど様々な素材のリボンを一堂に集めています。
ニューヨークの36丁目にはニューヨーク支店を構えています。リボンやトリミングなど2万種類以上の商品をそろえており、ニューヨーク・コレクションに参加するデザイナーも頻繁に訪れています。
同社はえりやすそを飾るテープやトリミングの国内最大手。「SIC」ブランドは世界的に知られています。
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