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(2/22) 2005―2006年秋冬ニューヨーク・コレクション速報 「カルバン・クライン(Calvi
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ブラジル出身のフランシスコ・コスタ(Francisco Costa)氏が2002年から主任デザイナーを務めるカルバン・クライン(Calvin Klein)はこれまでよりも一段上のラグジュアリーな雰囲気を強調したショーとなりました。カシミアやシェアードミンクといった高級素材を使いつつ、ミニマルでパワフルなイメージを打ち出していました。
色は黒がメーン。モスグリーンを薄くしたような緑、ピカピカのイエローゴールドも多用しました。
黒のすっきりしたシルエットのドレスが目に付きました。トム・フォード氏時代の「グッチ」を思わせるようなシンプルなラインが多い。髪の毛もオールバックのように頭皮にぴったりとなでつけています。
ベアショルダーのミニドレスを押しています。幾何学的なグリッド(マス目)パターンはお得意のモチーフです。
創業デザイナーのカルバン・クライン氏は1968年に同ブランドを立ち上げ、一時はニューヨークファッションの顔的存在になりました。シャープなデザインと抑えた色で「ミニマリズム」の代表格とされました。「ck」のロゴは世界じゅうにあふれ、それがかえってブランドイメージを低下させたところがあります。
2003年には米国の中堅アパレルメーカーのフィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)が「カルバン・クライン」ブランドを買収。クライン氏はこの年、デザイナーを引退しました。レディース部門の後任、コスタ氏は元「グッチ」。メンズのイタロ・ズッケーリ氏は元「ロメオ・ジリ」です。
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