フランスの靴ブランド「シャルル・ジョルダン（Charles Jourdan）」がデザイナーのジョゼフィス・メルキオール・ティミスター（Josephus Melchior Thimister）氏を新デザイナーに起用します。現在のデザイナー、パトリック・コックス（Patrick Cox）氏からのバトンタッチとなります。

　ティミスター氏は1992年から、97年に交代するまで「バレンシアガ（Balenciaga）」の主任デザイナーを務めました。その後99年からはイタリアのプレタポルテ・ブランド「ジェニー(Genny）」のデザインを任されてきました。マルタン・マルジェラ氏やアン・ドムルメステール氏、ドリス・ヴァン・ノッテン氏らを輩出したファッションの名門校、アントワープ王立芸術学院（ベルギー）の卒業生です。

　「シャルル・ジョルダン」は創業デザイナーのシャルル・ジョルダン氏（1883〜1976年）が21年に靴工場を設立して創業。80年を超える歴史を持っています。

　2003年からはカナダ人のコックス氏をデザイナーに迎えて、ブランドイメージの若返りを進めてきました。コックス氏は63年カナダ生まれ。英国で靴のデザインを学び、91年にロンドンで店を開きました。日本では靴以外にバッグやアクセサリーでも人気があります。ブランドのシンボルは「フルール・ド・リース（ユリの紋章）」のモチーフです。

［関連リンク］
・バレンシアガ（ブランド解説）
・マルタン・マルジェラ（ブランド解説）
・ドリス・ヴァン・ノッテン（ブランド解説）