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(1/27) 「マリメッコ(marimekko)」と日本の縁は
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フィンランドのテキスタイルブランドである「マリメッコ(marimekko)」がデザインしたマウスを、コクヨグループのコクヨS&Tが発売しました。「マリメッコ」は、アルミ・ラティア、ヴィルヨ・ラティア夫妻が1951年、ヘルシンキで設立したテキスタイルブランドです。
「マリメッコ」のエレガントで愛らしい作品は世界じゅうで支持されています。その主要デザイナーの一人は石本藤雄氏という日本人です。
「マリメッコ」とは、「マリーちゃんのドレス」という意味。大胆なデザインと明るい色使いで知られています。花や鳥など、自然をモチーフにした絵柄が多いようです。
41年愛媛県生まれの石本氏は30年以上もフィンランドに住み、「マリメッコ」でのデザイナーとしての功績で、「ヘルシンキ市文化賞」を日本人として初めて受賞しています。同国の国民的作家で、童話「ムーミン」の作者、トーベ・ヤンソンも受賞した権威ある賞です。
東京芸術大学を卒業した石本氏は都内の繊維問屋へ勤めた後、放浪の末、フィンランドに。大学時代から好きだった「マリメッコ」の門を叩いたそうです。最初の入社試験は不採用でしたが、3年受け続けて合格。74年から「マリメッコ」のデザイナーを務めています。
マリメッコを代表するデザイナーとしてはほかに、マイヤ・イソラ、カツジ・ワキサカがいます。イソラ氏は49年以来のベテラン。現在は娘のクリスティナ・イソラ氏も手伝っています。
ワキサカ氏は68〜76年、「マリメッコ」のデザイナーとして活躍。「マリメッコ」を代表する3人のデザイナーのうち、2人が日本人だったわけで、日本との縁の深さを感じさせます。
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