モロッコやトルコなど、北アフリカや中近東のイスラム圏で着られている民族衣装「カフタン（Caftan）」が来そうです。2005年春夏ミラノ・コレクションではメンズで「グッチ」の新ディレクター、ジョン・レイ氏が初のコレクションで、コットン地にシルク刺繍を施した、ゆったりしたカフタンを提案しています。

　カフタンは前開きスタイルのゆったりした上着。長く広い袖がある。着物の帯のようなサッシュで前で締めるのが一般的です。

　近年はもともとのロング丈だけではなく、ショート丈のブラウス風カフタンも台頭。本来はかなり丈夫な布地を使ったものが多いのですが、シフォン地やシースルー風など、格好だけカフタンっぽくしたアイテムも登場しています。ジーンズに合わせやすいという点も、このところのカフタン人気に一役買っているようです。