「リアルクローズ」を意識したブランドが増える中、「大人のリアルクローズ」をコンセプトにした新進ブランド「foundation addict(ファンデーション・アディクト)」が2005年春夏シーズンで本格的にデビューしました。立ち上げから間もないブランドとしては異例のことですが、早くも「ラブレス」をはじめとする人気セレクトショップで商品が取り扱われています。東京・中目黒に路面店「Hollywood Wife(ハリウッド・ワイフ)」がオープンしたということで、見に行ってきました。
中目黒は昔住んでいたこともあり、愛着のある街です。最近の中目黒は昔とは変わって、セレクトショップやブランドの路面店、ヘアサロンなどが増え、若者の姿も
増えてきました。ただ、まだ代官山ほど人が増えていないし、のんびり散歩ができるし、私にとっては下町みたいな感覚です。気取ってないと言うか・・・。
「ハリウッド・ワイフ」は目黒川沿いの1本裏手にあります。のどかな所です。店内はデザイナー本人のクローゼットルームに案内されたような感じ。デザイナーがセレクトしたヴィンテージの靴や小物がずらりと並んでいます。
しかし、何と言っても一番印象的だったのは、リメーク物の作品でした。カジュアルすぎないリメークで、エレガントにも見えます。軍服をリメークしたジャケットにはパールのネックレスが付いていたり、ヴィンテージ生地のコサージュが付いていたり。
ステンカラーコートは細身のシルエット。テキスタイルにこだわりを持っているようで、柄物が多く、独創的でした。確かに若い女の子が着るよりも、もう少し大人の女性が似合いそうな服が多く並んでいました。
デザイナーは大道みゆき氏と喜多あゆみ氏の女性2人です。大道氏はビギ(BIGI)グループの「et vous(エ・ヴー)」で長い企画経験があるそうです。喜多氏はサンエー・インターナショナルのセレクトショップ「フリーズショップ」に携わった後、「et vous」を通して大野氏と出会い、その後、2人で「ファンデーション・アディクト」を立ち上げました。
シンプルな一軒家を改造したような落ち着ける空間は、散歩がてらに行くといいかもです。目黒川沿いにはベンチが所々に置いてあります。これからの季節はちょうど桜がきれいに咲くので、お花見しながら散歩してお買い物が楽しめそうです。
2005/04/04
[連絡先]
店舗名 「Hollywood Wife(ハリウッド・ワイフ)」
住所 目黒区青葉台1−19−1
電話 03−3464−3432
|